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女性も要注意、ぼったくりサイトに“女性版”登場
2005年01月18日
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サイトを訪れるだけで勝手に会員登録され、利用料金が強制的に発生する「不当請求トラブル(ぼったくりサイト)」については、昨年のこの欄でもたびたび紹介したが、今年も新しいターゲットを狙った不当請求の動きがあるという。
昨年秋までぼったくりサイトを運営していたW氏は次のように語る。
「ぼったくりサイトが出始めのころは1日100万円以上の収入がありました。でも最近はユーザーが慣れてきて、収益は10分の1まで落ち込んできました。そこで業者たちは新しい手口を考えたようです」
これまで業者たちはアダルトや出会い系サイトで活動していたが、それではターゲットが男性に絞られてしまう。そこで彼らは、女性をターゲットにするコンテンツを考案したというのだ。
「女性はまだ、ぼったくりサイトに慣れていないので、引っかかる率が高く、高収益が望めるんですよ」とW氏。具体的には、化粧品に関するコスメサイトやファッション系サイト、着メロや待受画像を無料で配布するサイトを用意し、訪れただけで高額な利用料を請求するシステムを仕掛けているという。
「ただ、従来のぼったくりサイトのように中身が空っぽでは女性は誘導できないため、意外と中身が充実している点が特徴です」(W氏)
これらのサイトは現在着々と制作されている。「すでに昨年末ごろからいくつかのサイトが公開されているようです。集客率はかなり高いようで、会員は毎日数百人ずつ増えています。このままいけば、かなりの収益が期待できそうです」(同)
もちろん、携帯電話向けのサイトも用意されているという。今年は、女性ネットワーカーも十分注意しなければいけない年になりそうだ。
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